【真実を発信209】県税収、見込み額より151億円増加・・・代表質問から(1)

本日は、9月定例議会の返り初日。各会派の代表質問が始まりました。自民党の中台良男議員(四街道市選出)と民主党の磯部裕和議員(野田市選出)が登壇です。

いつものように、筆者が注目した質問、答弁を中心に記しますので、各紙の報道とニュースジャッジメントが異なることをご了承下さい。

まず、自民党の中台議員の質問ですが、新たな総合計画について、森田知事は「実績を礎に」「県経済を活性化」「ポテンシャルを開花」と無難な答弁だった印象です。東京五輪パラリンピック招致に関しては、「絶好のチャンス」「インフラ整備を促進」「官民一体で世界に向け千葉の魅力発信」、知名度を向上させるチャンス」などの言葉が並びましたが、これは知事ならずとも私も含めて県民の願いになるかもしれません。知事の実行力に期待です。

財政問題に関しては、未利用地の売却や県税徴取の強化を実施した上で、財源不足が生じた場合は、基金の取り崩し、行政改革推進債や退職手当債など特例債の発行を挙げていましたが、知事は出来る限り借金をせzす、税収拡大、経費削減で対応したいと答弁。なお、今年度の県税収入の見込みは、当初6273億円から6425億円に上方修正、151億円増加する見通しです。その内訳は、法人2税で105億円、円安による輸入増に伴う地方税増加が30億円、不動産取得税が16億円と当局は明らかにしていました。

八ッ場ダムに関する質問については、最近の異常気象による大規模災害、渇水などを踏まえ、早期に完成する必要があるとの知事答弁でした。

そのほか、竜巻に関してはこれまでの経過を述べる一方、重度心身障害者医療給付制度で患者の請求手続きが不要となる現物給付化について、1年の準備期間を経て2015年度から実施するとの答弁がありました。

他方、人件費7.8%削減について磯部議員が、期限を厳守すべき聞いたところ、知事は「今年度を期限のメドとして実施している」とつれなくひと言。時限的な条例としてスタートしながら、民主党の質問、その後ろには支持団体である労働組合が控えているだけに、知事も言質を与えなかった印象です。

以下をクリックして下さい。

にほんブログ村 政治ブログ 政治家(都道府県)へ
にほんブログ村