代表質問が終わり質問3日目の午後から一般質問が行われました。一般質問については、いつものようにダイジェストでお知らせします。
まず、自民党の鈴木衛議員(市川市選出)は、市川市内の道路・下水などインフラの問題を中心に取り上げました。その中で、現在、工事が進められている都市計画道の鬼高若宮線に関しては、京成本線との立体交差事業が進められていますが、既に用地取得は9割が完了と答弁。事業が終了するまで時間を要するため、その間、14号との交差付近で取得した用地を利用し、右折レーンを設置するとの答弁がありました。また、柏井大町線では、取得した用地について部分供与も含め、暫定的に歩道を整備するとしています。
また、最近になって都営10号線(新宿線)の延伸建設事業の中止が決定しましたが、南大野周辺では代わりのアクセスを要望する声が多く、JR武蔵野線の市川大野~船橋法典間にある新駅構想が浮上、それが実現した場合の駅周辺の街づくりに関し、土地区画など必要な支援を行っていきたいとの答弁がありました。一方、都県橋の押切橋に関しては、東京都などと協議するとしながらも、現在、進めている妙典橋、行徳橋の事業をまずは進めるとのことでした。
民主党の竹内圭司議員(千葉市緑区選出)は、既に新聞で報じられましたが、千葉県動物愛護条例の制定について質問。これに関しては、検討を開始すると、従来より踏み込んだ答えとなりました。
さらに、市民後見人に関する質問では、一部の自治体で開設している養成講座に関して、単独で開設が難しい市町村は、他地域と共同で実施するよう働きかけるとしています。このほか、青少年の入れ墨に関する質問では、様々な角度から調査研究を行うという答えにとどまりました。
自民党の木村哲也議員(船橋市選出)が行った悪徳商法に関する質問では、その担当職員が千葉県の27人に対して埼玉県は51人、東京都は約4倍とするなど、本県は人的対応が手薄であることが明らかになりました。相談件数に対して行政執行数が少ない・・・つまり、悪徳商法が横行している割には行政処分が少ないのは、この手薄な態勢にあると考えられ、木村議員の追及に対して今後、県の取り組みを注視する必要があります。
新興国向けの販路拡大に関しては、国際化セミナーの実施、国際展示場への出品、知事のトップセールスなど今後も積極的に行うとのことですが、本県にとって輸出先拡大は重要な施策となりうるので、当局の取り組みに先行き期待します。これは、私が取り組むハラールが関係するのも言うまでもありません。