【真実を発信(15)】森田知事の自己採点

真実を発信 ベテラン議員になると、質問に味わいが出ます。聞いていてまったく飽きません。「もっと真面目に質問しろ!」と批判的な意見も出そうな気もしますが、昨日、7期の大ベテラン、本清議員の質問──人を惹きつける演説調の語り口、私は好きです。いずれアップされると思われる県HPの録画をご覧になって下さい。

 内容は賛否があるでしょうけど、とにかく聞いていて面白いです。左系の議員からの野次も飛ぶどころか、逆に議場全体が笑いに包まれました。それでいて、短い文言にチクリ指す、というよりは、聞き方によっては強烈な一撃も──。

 原稿を用意されていたようですが、ほとんどアドリブで読まれていた様子。そして最後に「私は朗読が下手ですが、森田知事はお上手なようです」──失笑している議員が多かった感じです。

 質問では、最初に森田知事と副知事2人に“自己採点”を求めていました。森田知事は「県民の皆様に頂くもの」とした上で「子育て支援など、取り組みは着実に進んでいる」と答弁。また、副知事2人についても森田知事が「選任者である私が答弁する。着実に成果を上げている」と答えました。

 質問に立った本清議員だけではなく、議場は具体的な点数が示されなかったことで、不満の声も漏れていた様子。本清議員に対しては、持ち時間30分間で13分も余っていたので、もっと聞きたいと思いました。

(水野 文也記す)