本日の決算審査特別委員会は、労働委員会事務局、環境生活部、教育庁の決算を審査。先ほど、環境生活部の分が終了しました。
国体の決算については、大会終了で国体・全国障害者スポーツ大会局が解散したため、県民生活課に委嘱されたことで、環境生活部の中で審査されたのです。
第６５回国民体育大会「ゆめ半島千葉国体」にかかった経費は、総額で５３億２８００万円。このうち、国庫補助金で４億円余り、募金等で２億円余りを賄い、一般財源で投入・・・つまり税金からは４５億円が投入されました。
委員会では「費用対効果は？」・・・といった質問も出ましたけど、果たして、それを論じるのが適切なのかどうか、意見が分かれると思います。４５億円という資金、これは決して小さくありません。
ただ、昨年に公表された数字ですが、千葉国体の経済波及効果は３２２億円と試算。これに加えて、戦後長く親しまれてきた国民の行事である点を踏まえれば、開催して良かったと言えるのではないでしょうか。
県の執行部からは「簡素効率化を徹底した」との答弁もありました。今日の委員会の様子からは、こうしたイベントについては、その開催意義も含め、あり方も議論されるかもしれません。
筆者の個人的な感想では、国体開催で千葉県にとって大きかったのは、県民のマスコットキャラクターとして定着した「チーバくん」の誕生にあるのではないか・・・そう思っています。
（水野 文也記す）
