【真実を発信67】6月定例議会(1)

6月定例議会、19日に森田知事の「手賀沼終末処理場への放射性物質を含む焼却灰一時保管場所決定」についての説明。続いて、同日・20日は代表質問(自民党、民主党、公明党)、20日午後からは一般質問が行われています。

本会議場における一般質問は26日まで。その後、各常任委員会が開催され、7月6日に閉会となりますが、日程の半分を消化したところで、前半のハイライトを記すことにしました。など、私が質問した内容に関しては、個々に追って記します。

よく、有権者の方から「普通の議員はチラシやホームページ、ブログなどで政策について自分のことしか書かないけど、水野さんは、なぜ、他の政党の議員のことまで書くのですか?ご自身や党に不利になるとは思わないのですか?」と聞かれます。

まったく、そう思わないとは言いません。しかしながら、県民にとって良いことは、かりに政敵であっても、良いことは良い・・・それを知らせることは県民にはプラス・・・自身で【真実を発信】と銘打っている以上、それが筋を通すということになるでしょう。

一番重要なのは、自分の地元のことは、私1人でも対応が可能ながら、他の地域のことは地元事情を知った方の意見を聞くことが大切。残念ながら、みんなの党は、市川市以外では、船橋市と松戸市に議席をお預かりしておらず、それ以外の県政に自前だけで関わることにには限界が生じます。みんなの党として、千葉県全体に関わる問題に取り組む際、他党の議員と協力する場面が出てくる可能性が高くなる訳です。

たとえば、私が現在、取り組んでいる課題の中でも、国際バルク戦略港湾、IR(統合リゾート)などがそれにあたるでしょうか。バルク港湾については、木更津市選出の渡辺先生、IRについては、みんなの党・花見川区選出の桜井たかし千葉市議のほか、IR議連会長で中央区選出の本間先生と相談することがあります。

もちろん、党人ですから、自分は言うまでもなく、仲間が不利になるようなことは記しませんし、余計な”形容詞”は付けず(このブログでは自分に関しても極力そうするようにしています)、千葉県政に関して【真実を発信】することを今後も目指していきます。

さて、前置きが長くなってしまいました。最初は19日の森田知事の説明ですけど、昨年8月に松戸市、柏市、流山市、我孫子市、印西地区環境整備事業組合から緊急要望があった、放射性物質を含む焼却灰一時保管場所について、手賀沼終末処理場への決定についてでした。これは、既に新聞などによって大きく報じられています。

森田知事は18日に行われた臨時会見で、(1)発生から1年経過、(2)各市の焼却灰保管がひっ迫、(3)今後も増加し適切な処理が必要・・・の3点を踏まえ、苦渋の決断をしたと述べました。また、放射能問題は国が責任を持って対応すべきものであるが、今は緊急時・・・千葉県は安全確保にために、万全を期すとしています。

21日の一般質問で、処分場の地元である印西市選出の瀧田議員が、この件に関して、知事と細野大臣の会談で何が行われたかを質問。これに対して知事は「一時保管が恒久保管にならないように申し入れ、平成26年までに国が指定廃棄物の最終処分場を建設するよう要望した」と答弁しました。とにかく、保管はあくまでも一時的なもの。これが最終処分場にならないように・・・当局は取り組む姿勢を示しています。

このほか、一般質問では新聞報道で大きく取り上げられず、かつ、筆者の目を引いた項目について取り上げます。

まずは、世間を騒がせている「脱法ハーブ」問題。県警本部によると、当局が把握している販売店舗は8店舗だそうです。千葉市に4店舗、柏市に2店舗、船橋市に1店舗、長生村に1店舗で、当局はこれらに立ち入り検査を実施しました。

具体的には、467製品について検査を行い、うち30製品を回収、廃棄処分に。該当する製品については、県民に周知shて薬物乱用を防ぐ一方、定期的な監視、指導を行うとしています。

以前、このブログでも取り上げた「イノシシ問題」に関しては、現在、イノシシ退治は銃1割、ワナ9割の割合で行っているそうですが、ワナ猟の免許試験を年3回から年4回に増加、免許取得に補助金を出すなど、ワナ猟による捕獲拡大に努めています。

震災関連では、浦安市の被災の象徴となった富岡交番復旧に関して質問が出ました。10月末までに完成を目指しているとのことでしたが、現状について当局は、4月、7月の2回の入札が不調に終わり、工事が進められません。条件を多少変えるなどして、いち早い復旧が待たれます。