各紙が18日に「みんなの党県議団の佐藤浩団長が離党」と報じました。県議団の幹事長兼広報担当として、この件についてノーコメントとする訳にはいきません。また、いくつか問い合わせも受けましたので、この場を借りて現況等について記すことにします。以下は、現時点における、みんなの党千葉県議団の公式見解と受け取って頂いて構いません。
17日に佐藤議員が離党届を党本部に提出したこと自体に関しては寝耳に水でした。事前に離党することも考えていると聞いており、どう説得するかを考えていただけに、残念な思いです。これは勝手な想像ですけど、スパッと会見を開いたのは、それだけ決意が固かったのでしょうか。
もっとも、大阪維新の会の維新塾に参加したことで、この日が来る可能性もある・・・思っていたのは正直なところです。代表質問で取り上げていたように会見で語っていた「いじめ問題」に取り組んでいたのも事実ですし、これまで同議員が自身のブログでも記していたように維新の会の政策にシンパシーを感じていたのも知っていました。
ただ、現況に関して申し上げると、記者会見で佐藤議員が述べていた以上も以下もありません。既に、離党届を提出した後であるため、今後は説得することはできず、現実のこととして受け止めています。
今後に関してですが、記者会見で佐藤議員は、みんなの党と維新の会の「政策は似ている」と指摘した上で、県議会ではみんなの党と連携を取るとしている・・・としましたが、県議団の幹事長である私も現時点で、将来的には会派の在り様を変える必要に迫られるのは間違いないながらも、連携を模索する考えでいます。
批判はあるかもしれませんけど、「政策」の目指すところに相違がなければ、所属政党は異なっても議会の中で同一の会派に所属することは可能であると思うのがその理由。佐藤議員が、政策に関して真逆のことを示唆したのであれば、このようなことは記しません。
はっきり申し上げられるのは、報道の内容以上でも以下でもないと先述したように、会派内で千葉県政に関する意見対立や政策の相違があったのが離党の理由ではない・・・そう記して本項の結びとします。