【真実を発信94】9月定例議会がスタート

本日は千葉県議会9月議会の招集日。午前中に本会議が行われました。会派の異動に伴う本会議場の座席、委員会所属議員の変更などが承認された後、森田知事が挨拶。審議される議案に関する説明や、当面の諸問題についての報告がありましたが、詳しくは、あいさつの全文が千葉県のホームページに掲載されていますので、そちらをご覧になって下さい。

提案した案件は、平成24年度の補正予算案、各種条例案及びその他附帯議案の32議案のほか、報告4件並びに平成23年度の決算認定。補正額は、168億9,700万余円の増額で、補正後の予算額は、1兆6,170億400万余円となりました。

主なものでは、移動交番車全50台にAEDを設置するとともに、振り込め詐欺等を防ぐためのコールセンター事業を1年間延長。また、がん患者等の在宅医療の推進のため、高い無菌性が求められる薬が調剤できる拠点薬局を整備するとともに、緊急的に補助単価を引き上げて整備を進めている特別養護老人ホームや、市町村が促進する小規模な介護施設の整備への助成を増額し、市町村要望に対応するなど、医療・福祉施策の一層の充実を図っています。

さらに中高生を対象とした子宮頸がん等のワクチン接種費用への助成を増額、保育所が実施する延長保育や放課後児童クラブへの助成を拡充、今年度末の中小企業金融円滑化法の終了を見据え、中小企業再生ファンドを設立し、中小企業の再生を支援するとともに、新卒未就職者に対する早期就職の支援などの雇用対策、さらには、企業立地を加速させるため、かずさアカデミアパークの用地の区画割りを小規模化するなど、経済の活性化と基盤の整備を図っています。

そして、目を引くのが東日本大震災への対応で、「被災者支援」のため、応急仮設住宅の居住環境の改善や使用期間の1年間延長を行うとともに、災害援護資金貸付金を増額する一方、県管理施設のうち、特別支援学校や都市公園など、子どもの利用の多い施設の除染経費を計上するとともに、シイタケなどの特用林産物について、放射性物質検査を行った上で、指標値を超えた原木の入替経費への助成を行い、出荷制限解除に向けた取組などを進めます。東日本大震災復興交付金を活用して、被災した農業用水管の布設替えを行うとともに、地域防災計画の見直しを踏まえ、防災教育の普及促進や東日本大震災記録誌の作成のほか、自主防災組織への助成を増額し、地域防災力の向上を図りました。

当面する諸問題等では、ロンドン五輪とパラリンピックで活躍した千葉県ゆかりの選手のうち、初めて金メダルを獲得した、パラリンピック水泳の田中康大選手には県民栄誉賞を授与ほか、女子サッカーの宮間あや選手、ハンマー投げの室伏広治選手、車いすテニスの国枝慎吾選手には知事特別賞を、さらに、体操の加藤凌平選手と田中佑典選手、柔道の平岡拓晃選手、競泳の藤井拓郎選手、フェンシングの三宅諒選手には知事賞を授与することとしました。

さらに、タイ出張の報告、渇水問題で節水の呼びかけ、人口減少社会に向けての取り組み、グレード・アップ「ナリタ」活用戦略会議の提言、圏央道の整備促進、開催まであと1か月に迫ったアクアラインマラソンなどについての報告がありました。

今後の議会スケジュールは、9月26日から10月3日まで各派代表質問、一般質問。みんなの党から、松戸隆政議員が28日13時より一般質問を行います。その後、各常任委員会が開催され、私が所属する県土整備常任委員会は10月5日に開催。10月16日が閉会日となります。