本日は、千葉県議会津波地震議連で旭市の復興状況を視察しました。
旭市は昨年の東日本大震災において、津波に襲われ15人の犠牲者が出るなど大きな被害が生じました。市内で津波による被害950世帯、液状化による被害800世帯を数えたものの、政府の動きが鈍かったことから、当初は復興が遅々として進まなかった経緯があります。しかし、本日見た感じではインフラの復旧がかなり進んだ様子がうかがえました。
筆者は旭市に、昨年5月、今年3月と2度訪れました。今年3月の段階では、添付した写真にある「日出橋」(横にあった重さ118トンの自転車専用橋が津波で流され、自動車橋の上にそのまま乗ってしまった)の復旧は完了する一方、川の堤防など崩れたままでしたが、その護岸工事も進んでいます。
今後は、市街地のほとんどが平坦であるため、避難タワー(収容100人規模)の建設が予定されています。当面は2基を年度内に建設。1基あたりのコストは3500万円で、復興交付金を充当。2基ではとても足りませんので、今後、徐々に増やす考えです。
視察した後は、旭市の明智市長と参加議員との間で意見交換を行いました。
震災による被害を決して忘れてはならない・・・視察して、改めて思った次第です。