【真実を発信147】2月定例議会が閉会

県内各市町村はこれから2月議会が本格化しますが、県議会は知事選を控えるため前倒しで行われ、22日に議会が閉会しました。

みんなの党は、骨格予算となる平成25年度一般会計予算案のほか、平成24年度の補正予算、各条例など議案にすべて賛成。自民党から提出された千葉県がん条例、政務活動費に絡む条例も賛成しています。

当初予算案については、先にブログでも記したように、退職手当の調整率引き下げによる歳出削減効果に着目し、私は会派を代表して賛成の立場で討論を行いました。

そこでは、アベノミクスの方向性は正しいとした上で、成長を持続的なものにするためには、公共事業に偏った予算の組み方ではなく、思い切った規制緩和を行い新たなビジネスを育成する必要があると指摘。これまで知事をはじめ当局は、医療、福祉、中小ベンチャーの育成など新たな産業を集積させるとの答弁があったことで、我が党はこの点に期待しています。

アベノミクスについては、それ自体は政策の各論で、支持できる最も大きい点として、経済政策は民主党政権の「分配」から「成長」に軸足が移ったことを挙げました。「始めに分配ありき」の左翼的な思想では、今後、一段と膨らむと予想される社会保障費を賄うことはできません。

一方、今議会で提出した発議案は、自民、民主、公明の3党と共同提出した「東京電力株式会社福島第一原子力発電所の事故に伴う放射性物質問題への速やかな対応を求める意見書」が市民ネット・社民・無所属を除く各会派の賛成で、さらに、全会派提出の「北朝鮮の核実験に抗議する決議」が全会一致で採択されました。

我が党は独自に「証券優遇税制措置の恒久化を求める意見書」「東京オリンピック・パラリンピック招致のためハラールに配慮することを求める意見書」の2本を上程しましたが、いずれも起立したのは我が党の議員3人だけ。とくに、後者は強力なライバルであるイスタンブールがあるトルコは回教国で、少しでも優位に進めるためには必要と思われる項目であり、誘致に積極的な会派は「本気で誘致する気なのか?」と疑問を感じました。それとも、観光客誘致と言いながら、イスラム社会への偏見が強いのでしょうか。

今後の議会スケジュールは、知事選が終了した後、4月に臨時議会が開催されます。肉付け予算が審議される6月定例議会とともに、スケジュールは現時点で固まっていませんけど、わかり次第、報告致します。