【真実を発信190】ハラールの広がりに期待・・・食品工場を見学

イスラム教徒が食べることができるものを意味するハラール、昨年の6月に議会で質問に取り上げた時は世間の関心が低かったものの、2度の質問を通じて当事務所に問い合わせも増え、また、マスコミからの取材も何度か受けたなど、ここ1年で急速に注目度が高まっています。

イスラム教国向けの輸出を考えている企業や、観光客の受け入れを考えている企業、輸出を考えていないまでも訪日客が増えた時のビジネスチャンスの大きさに注目している企業・・・関係者の話を聞いた様子では、日々増えている感触です。

本日は、そんな企業の1つにお邪魔しました。千葉県内にある麺を生産する食品企業で、トップが工場のハラール認証を取得しようと意欲的で、応援したいと思っています。

加工食品の場合、“川上”にあたる原料については、添加物がなければ、豚肉などタブーなものを除きハラールですので、認証を取得する必要はありません。一番のポイントとなるのは、実際に加工する“川中”の分野でしょう。

ハラールでないものとの混在は許されないため、工場などでは専用のラインを設置することが望ましいなど、認証は容易ではないながら、加工段階で認証を受ければ、供給される”川下”の分野は消費者に提供するのがメインのため、”川中”においてハラール認証する企業が増えれば、広がりが期待できるようになると考えられます。

今後も、ハラールに関しては、政策課題の1つとして取り組みます。

見学した工場にて