【真実を発信205】市川市議会を傍聴、石崎市議が補助金不正問題を追及

本日は議会が休会日。ちょうど地元の市川では、市議会の一般質問が行われ、みんなの党の石崎ひでゆき市議が登壇しました。8月に発覚して以来取り組んできた補助金不正問題を追及。同市議の指摘によって、世に明らかになったことで、とても力が入ります。同僚の川井友則県議とともに応援のため傍聴しました。

まず、この問題に関して、当該保育園2園を運営する社会福祉法人が補助金を過大請求したことを、当局が現時点で認めるかどうか・・・そう問うたのです。子ども部長は「現在、監査が行われており、その結果を明確にした上で判断する」と現時点では認めていません。現状、証拠書類などから限りなく”クロ”に近いと判断できる点を置いといても、今議会では前年度を決算認定する作業を控えている点を踏まえれば、急ぎ行うべき性質のもの。或いは、議員に判断材料を提供するという意味で、方向性を示す程度は行うべきと考えます。

これまで本ブログでも記した過大請求のほか、人事についても、園相互間の異動により、副園長の勤務実態がないことも発覚。副園長は、出向先の園で事務員をしており、勤務実態がないにもかかわらず、給与は副園長相当・・・水増しで給与を受け取っていたことになります。これについて、市は妥当性がないとの認識を示した上で、把握をしていなかったと答弁しました。

調べれば、調べるほど、ウミが次々に出てくる様子・・・聞き取り調査によれば、既に開園当初から、グレーな部分が多かった様子です。しかも、隠ぺい体質があったと断定してもいいでしょう。当初は、この問題、石崎市議の指摘で知ったというのが市の見解でしたが、決算委員会で担当者は、5月の段階で把握したと答弁・・・内部で処理をし、疑惑があるにも関わらずそのまま支払ってしまいました。

本来は、公金が毀損してしまう重大な案件であるため、市長など上層部に知らせるべき案件でしょう。ところが、それを担当課長と部長の判断で内部処理を行い、結果として隠ぺい、さらには虚偽の答弁につながるなど、とんでもない事態に発展したのです。もちろん、不正請求(市の公式見解では現時点では疑いがある)したとみられる社会福祉法人のコンプライアンスも非難されるべきでありますが、それ以上に許してしまった市の姿勢は決して許されるものではありません。

ここから先は、個人的な推測と断りますが、“見えざる手があったのか”“申し送り事項ではなかったのか”・・・なども含め、問題点を洗い直して欲しいです。何年も、不正が見抜けなかった・・・などということは、報道にもあった通り、月間残業時間が190時間以上など、通常ではありえない数値が掲載されているのですから・・・証拠の数字は雄弁に物語っており、それに気づくかどうかは恣意的な判断が介在する・・・そう疑いました。

最後に、登壇した大久保市長は「他の保育園についても調査を行う。5月に把握したものを部内で処理したのは問題。関わった職員について対処する。実態にそぐわない補助金体制を見直す。2度と起きないように市長が先頭に立って行う」と答弁しました。数ある答弁の中で、唯一、歯切れがよくわかりやすいのが市長答弁であったことを付け加えておきます。

本日の一般質問の答弁などを参考に、9月議会で川井友則県議が質問に取り上げる予定。県にも報告し、それもスルーしてしまった事実があるので、県の監督責任を問わなければなりません。みんなの党ではこの問題、連携して県議会でも取り上げていきます。

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