【真実を発信236】平成24年度決算審査特別委員会(10)・・・ジェネリック使用率は27%以上に

昨日で平成24年度決算審査特別委員会の審議が終了、次回委員会は12月3日本会議散会後に開催され、採択などが行われる予定です。

今回のブログは、5日目に審議された農林水産部に続き病院局について記します。

まず来年3月に閉院することが決定している県立東金病院に関し議論されました。東金病院について、みんなの党は会派で昨年8月に視察。そこで、私は同病院は、その医療プロジェクトが県の貴重な財産になりうると思い、それについて多くの委員が同じような考えていることが、今委員会でわかったのです。東金病院に関して、視察後に詳細を記しましたので、この文章をクリックしてお読み下さい。

一方、私は今年6月の一般質問で、同病院を取り上げましたので、そちらに関する記述もお読みになって頂きたいと思います。

委員会でも注目されたのは、糖尿病患者の重症化予防への取り組みがどうなるか。平井愛山院長をはじめプロジェクトのチームは、市原市にある循環器医療センターに移管することになっており、今後もこの取り組みが続けられることになっています。

平井院長はこのプロジェクトで進めてきた地域連携について「これまでの九十九里、山武地域に加え、市原南部、茂原、長生地域にも医師の顔が見える診療を行う」と答弁において、今後について意欲的に語っていました。平井院長を慕って多くの後期レジデントが集まるなど、人材育成にも繋がっているだけに、これからも取り組みから目が離せません。

昨年も質問があったジェネリック医薬品の使用に関し、その使用率は23年度の21.34%から24年度下期は24.2%に上昇、25年度上期は27%以上になるとしています。病院局では、後発医薬品採用検討委員会を設置するなど、ジェネリック医薬品を採用する方向にあると答弁していました。医療費軽減に繋がるため、今後も注目したい項目になります。

医業未収入金に関しては、患者自己負担金ベースで24年度は合計3億7200万円となったことが明らかにされました。このうち、約40%にあたる1億5200万円を既に回収。ここでは、無保険の海外旅行者が高額医療を受け支払わないという問題も生じています。未収がないよう、この問題に取り組むとしていました。

次回の決算委員会報告では、防災危機管理部の審査について取り上げます。