【真実を発信345】農林水産省、JAS新規格委員会第1回に出席

先週の話になりますが、農林水産省の平成26年度新分野JAS規格化委託事業委員会第1回に出席しました。

JAS規格は、国が農林物質について望ましい基準を定めたもので、品質についての一般のJASのほか、生産方法に関する特定JAS、有機JAS、生産情報公表JAS、さらに流通方法についての定温管理流通JASなどがあります。

今般、新たな規格を検討するに至ったのは、利用者特定食品のうち、国内ムスリムが食品を安心して選択するための目安が必要、これまでの規格では十分な対応が困難である、といった状況にあるためです。

何度もこのブログでも記してきましたが、東京オリンピック・パラリンピック開催を控え、今後、ムスリム観光客が増加することが見込まれ、その「おもてなし」が重要になることは想像に難くありません。

そのため、本委員会では、ムスリムが来日しても食事に困らないように、安心して食品を購入するため最低限知りたい項目(代表的なものとして、ノンポーク、ノンアルコール)の食品表示、情報公表の促進を検討します。

来年の2月までに3回開催され、企画原案をまとめていく予定です。