【真実を発信346】船橋オートレース場、2015年度末で廃止へ

昨日の記者会見で正式に、半世紀以上に渡って事業を行っていた船橋オートレース場が2015年度末をもって廃止することが発表されました。

船橋オートレース場はオートレース発祥の地。昭和25年(1950年)に全国に先駆けて始まりました。当初は千葉県が施行し、5年後には船橋市も加わって1場2施行でレースを開催、これまで187億円を一般会計に計上し県財政に貢献した経緯があります。

しかし、報道にもあったように、平成2年度をピーク(744億円)に車券売上高が減少、平成25年度には103億円まで落ち込みました。売上高の低迷だけではありません。今後の施設の老朽化を踏まえると、事業の継続は困難が想定されます。

平成18年4月には包括的民間委託導入によって、事業を継続してきましたが、このたび(1)売上の減少傾向に歯止めがかからず、経営状況が好転する兆しがみられない状況で、事業実施に必要な経費を売上で賄うことが困難な状況にあること、(2)船橋オートレース事業の施設等(投票システム、スタンドなど)は老朽化しており、今後も事業を継続するためには、多大な設備投資が必要になること━━これらの理由から廃止を決定しました。

昨年、視察に行った際、施設の老朽化は見た目にも確認できました。しかも、震災後に使えなくなった施設もそのままの状態になっていたので、売上減に歯止めがかからない点からも厳しいかなとの感想を抱いたのです。

視察した際に関係者から聞いた話によると、演歌歌手を呼ぶなどのイベントを行った際、やはり集客力がアップするといいます。しかし、抜本的には改革には繋がっていない印象でした。ファンの高齢化が進んでいることも低迷の背景にあると思われます。

さて、そうなると気になるのは、今はスター選手となったサトマヤこと紅一点の佐藤摩弥選手、将来の大スター候補として注目される青山周平選手ら船橋所属の選手、そして働く人達の処遇です。

選手は他場への移籍になるのでしょうか。場外車券構想は雇用にも直結すると思われますが、当局によると、現時点で未定。今後も注視します。