【真実を発信367】県土整備常任委員会が開催、江戸川第一終末処理場建設現場を視察

本日は県土整備常任委員会が開催されました。9月定例議会で、同委員会に付託された議案のうち、補正予算に関しては「防災先進県」を目指すというスローガンの下、大雨により損壊した道路斜面、河川護岸等の再発防止策を実施するほか、高齢者向けサービス住宅の拡充などがメインで、賛成多数で可決となっています。

一方、国からの交付金が減額になるため、精査して減額された事業も少なくありません。この点について、一部の委員から「何でも国の言う通りにするのか」といった批判も出ていました。

その他の部分については、宇野裕委員(自民党、匝瑳市選出)が取り上げた除草問題が目を引きます。私も、地元での要望を受けて、この問題を取り上げましたが、草刈りの予算が今年度は前年比16%増になるとか。宇野議員は、これから東京五輪に向けて、観光客が増える中、草刈りはきっちりやるべきと指摘していましたが、私もまったく同感です。

さて、委員会終了後は県内視察。市川市内の外かん、江戸川第一終末処理場の2か所の工事現場が視察先でしたが、私は所用のため、処理場の現場のみ見学しました。

同処理場に関しては、6月定例議会の一般質問で取り上げた経緯があります。県では、平成29年供用を目指すとしておりますが、本当に大丈夫か・・・計画通りに完成するのか追及しました。

その際の答弁内容は、現在、主ポンプ棟や水処理施設を建設中であり、今後、処理場への流入施設や汚泥処理施設など、平成29年度を目途に供用が開始できるよう一連の整備を進めるとしていました。

視察しての感触は、順調に工事が行われ計画通り進んでいる様子。遠隔操作で地下部分の工事を行うなど、技術面でも注目すべき部分がありました。

また、現場のそばには、不法残土で形成され、地元の問題となっている”行徳富士”がそびえ立っていますが、これに関しては、地権者と交渉した上で、第一処理場の敷地内に敷き詰めるとの説明がありました。

第一処理場の稼働が遅くなってしまった場合、平成27年に予定される松戸幹線、市川幹線が完後、現在の処理能力で持つのかどうか、地元ではとても心配されているだけに、早期の完成が待たれます。