【真実を発信419】「房総のむら」のトイレ洋式化率は23%・・・一般質問より(2)

一般質問の続きです。

質問日4日目は、臼井正一議員(自民党・千葉市美浜区選出)からでした。取り上げた京葉線の筆問では、武蔵野線からの乗り入れを、現在の海浜幕張駅から蘇我駅に延伸することに関して「人員など現状では難しいが、利用状況などをみて考慮したい」と当局は答弁。また、臼井議員は、海浜幕張にオープンしたイオンモールのそばに新駅を設置することに関して要望しました。

公明党の秋林貴史議員(松戸市選出)は、経済対策の中でプレミアム商品券を取り上げました。県内経済の活性化に繋がる即効性のある対策として有効とした上で、それぞれの市町村で創意工夫することが大切と当局は示しています。

民主党の横堀喜一郎議員(茂原市選出)は、外房地区の活性化に絡んで、「波乗り道路」でのマラソン大会の開催を低減。既に、本県ではアクアラインマラソンに関して、第3回を来年開催することを決定、隔年で行われる格好となっていますが、内房と外房の格差を広げないためにも、外房地区で県外にアピールできるイベントが必要と訴えかけていました。

自民党の鈴木昌俊議員(市原市選出)は、都市基盤整備に関して質問し、人口減少する中での整備の在り方を転換すべきと提言。地域ごとの対応が課題として求められているという指摘は、まさにその通りでしょう、県当局では、圏央道、アクアラインなどまだまだ発展の余地があると答弁していました。また、鈴木議員は、土木と都市整備を、行政の効率化によって再編した、現在の県土整備部という組織の在り方について、両者は性格が異なるものであり、組織を分離させるべきとの提言をしています。

5日目のトップバッターは、木下敬二議員(自民党・南房総市安房郡選出)。有害鳥獣対策について質問し、当局はキョン、ハクビシン、アライグマなどを捕獲対象として平成27年から新たに加えると答弁していました。昨年の捕獲実績について県は、獣類が2000頭、鳥類が35000羽で、獣類のうち、イノシシが1250頭、シカ200頭、タヌキ200頭であったことを明らかにしています。

岩井泰憲議員(いんば無所属の会・印旛郡選出)は、「房総のむら」の拡充に関して質問。年間27万人訪れ、海外観光客を誘致できる貴重な観光資源ですけど、施設内のトイレの洋式化率は23%に過ぎません。県では、重要な施設と認識しており、長寿命化、さらには魅力ある設備を目指すと答弁していましたが、海外からのお客様を「おもてなし」するためにも洋式化率の向上は喫緊の課題と言えるでしょう。

石井宏子議員(民主党、君津市選出)は、JRダイヤ改正について、鉄道を地方創生のための基本インフラと訴え、3月の改正で内房線を走る特急「さざなみ」が定期運行で君津止まりとなるなど、利便性が低下することを追及。県当局は、それに対して「利便性向上についてJRに働きかける」と答弁していました。

5日目、最後の登壇は、会派みんなの改革で同僚の川井友則議員(松戸市選出)。川井議員の質問については、改めて記します。