【真実を発信33】市川健康福祉センターの老朽化

市川市民の保健・医療に関する窓口となる市川健康福祉センター(保健所)の老朽化が進んでいます。

昭和40年代に建設、築40年以上が経過し、建物が経年劣化しているだけではなく、見た目もおよそ健康を扱っているとは思えないような雰囲気では様子。不衛生な建物とまでは言いませんが、隣接するハローワークが近代的な建物であるのに対し、見劣りします。

地震が起きた際、耐震性が気になるのは言うまでもありません。また、お年寄りや障害者の方にとって、やさしい環境ではないため、建て替えに関して、陳情を受けてきました。

県の健康福祉部によると、来年度の平成25年1─7月に耐震工事に加え、エレベーターの設置といったバリアフリー化する大規模な改修工事を予定しているとか。今年度中に内装などの意匠設計を完了させ、骨組みを残して工事を進め、見た目は新築と変わらないような建物にリフレッシュさせます。

この工事期間中は、現在の建物がある近所、本八幡駅南口から徒歩10分以内の場所で、仮営業を行う予定で、現在、その候補地を物色しています。

さて、健康福祉センター。建物の老朽化だけではありません。いわゆる“旗地”に位置し、出入り口が行徳街道沿いにあるだけ。裏の路地からは入れないため、それが利用者にとって不便となっています。

しかも、行徳街道沿いから自転車を利用して来所する場合、街道の歩道は広いのですが、路側帯が狭いため、過日記した自転車の「車道通行の原則」を守ると、危ない思いをすることになります。そのため、自動車が通行できない裏の路地から出入りが出来る裏口が欲しい──そのような陳情もありました。

県当局によると、今回の改修工事時に裏口を作るとしていますが、そこは段差があるため、階段のようになるといいます。そこで、裏から安全かつスムーズに自転車で出入りができるよう、段差の部分に自転車用スロープをつけることができないか──と要望。当局からは「そのように設計変更する」との回答を頂きました。

今後、いろんな場面で、自転車問題に絡んだ陳情、要望が増えそうです。